wordpressでブログ運営をしている方、ブログのカテゴリ―によっては、数式を使いたい場面も多々あると思います。
例えば2次方程式の解の公式を表示するときに
x = -b±(√b^2 - 4ac)/2a
と表すのと
$$x = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}$$
と表すのでは、閲覧者にとって見やすさが全く異なります。
このような表示をするためには、「MathJax-LaTeX」というプラグインを使用します。
インストール方法から、簡単な使い方まで解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
インストール
管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を選択し、「MathJax-LaTeX」と検索してください。
検索すると「MathJax-LaTeX」が出てくるので今すぐインストールをクリックしてください。
インストールが完了したら有効化をクリックしてください。
これでMathJax-LaTeXプラグインのインストールが完了しました。
プラグインを使用しない方法
「外観」→「テーマエディター」から「header.php」というファイルを探します
ファイル内の</header>直前に以下のコードを貼り付けます
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 | <script> MathJax = { tex: { inlineMath: [['$', '$'], ['\\(', '\\)']] }, svg: { fontCache: 'global' } }; </script> <script type="text/javascript" id="MathJax-script" async src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/mathjax@3/es5/tex-svg.js"> </script> |
「ファイルを更新」で保存して終了です
※プラグインを使用しない場合、次の「使用方法」で説明している[mathjax]の記述は必要ありません
使用方法
使用方法は簡単です。
まず、以下のショートコードを記事の冒頭に記述します。
1 | [mathjax] |
編集画面上では見えていますが、記事上では見えないので安心して大丈夫です。
気になる方はプレビューで確認してみてください。
次に数式を書きます。
これはとても単純です。使用したい数式を$$で囲うだけです。
簡単な例をあげて説明します。
$$\frac {\sin x}{x+1}$$
このような分数を表示したい場合
1 | $$\frac {\sin x}{x+1}$$ |
というように記述します。
「fracって何?」と思う方もいると思いますが、この記事を読み進めていただければわかります。
編集画面ではただの文字列ですが記事上ではきちんと分数で表示されます。
ぜひプレビューで確認してみて下さい。
主な数式の記述方法(基礎編)
ここからは数式の記述方法です。
演算子
四則演算等は以下のように記述します。
$$+$$ | + |
$$-$$ | - |
$$\times$$ | \times |
$$\div$$ | \div |
$$\pm$$ | \pm |
$$x^2$$ | x^2 |
次のように使用することができます。
1 | $$x^{3}\div x^{2} = x$$ |
$$x^{3}\div x^{2} = x$$
分数
先ほど登場したfracを使用します。
記述方法としては
\frac{分子}{分母}と記述します。
例えば
$$\frac{4}{5}$$
を表示したい場合
1 | $$\frac{4}{5}$$ |
というように記述します。
根号
√のことです。
\sqrt{数式}と記述します。
$$\sqrt{5}$$
を表示したい場合
1 | $$\sqrt{5}$$ |
と記述します。
積分
\int_{下の数式}^{上の数式}{被積分関数}dx
と記述します。
$$\int_{1}^{a+1}{x^{5}+x}dx$$
と表示させたい場合
1 | $$\int_{1}^{a+1}{x^{5}+x}dx$$ |
と記述します。
極限
\lim_{下の式}{右の式}
と記述します。
$$\lim_{x\to\infty}\frac{sinx}{x}$$
を表示したい場合
1 | $$\lim_{x\to\infty}\frac{sinx}{x}$$ |
と記述します。
inftyは∞を表すものです。
対数
\log_a{数式}
のように記述します。
$$\log_e{5}$$
を表示したい場合
1 | $$\log_e{5}$$ |
と記述します。
総和
\sum_{Σの下}^{Σの上}{Σの右}
のように記述します。
$$\sum_{k=1}^{n}{k^2+1}$$
を表示したい場合
1 | $$\sum_{k=1}^{n}{k^2+1}$$ |
と記述します。
詳しくコマンドを勉強したい方
MathJax - LaTeXでは四則演算から行列、ベクトルまで様々な数式が表示できますし、数式の大きさや空白なども設定することができます
様々な数式の記述方法を解説していますので、詳しく知りたい方は以下のページをぜひご覧ください
参考:https://docs.mathjax.org/en/latest/web/configuration.html