体温表すとき、「36.5℃」は「三十六点五度」、「三十六度五分」という二つの呼び方があります
野球では、安打を打つ確率として「0.325」を「三割二分五厘」と呼びます
このような割合の表し方を「歩合」と言います
1の\(\frac{1}{10}\)を1分、1分の\(\frac{1}{10}\)を1厘…のように表します
では、1厘の\(\frac{1}{10}\)は歩合でどのように表すのでしょうか
今回は、割→分→厘→…と続く、厘よりも小さい数の表し方についてお教えします
小さな数の表し方
小さい数は歩合で次のように表せます
数 | 歩合 |
\(10^{-1}\) | 分(ぶ) |
\(10^{-2}\) | 厘(りん) |
\(10^{-3}\) | 毛(もう) |
\(10^{-4}\) | 糸(し) |
\(10^{-5}\) | 忽(こつ) |
\(10^{-6}\) | 微(び) |
\(10^{-7}\) | 繊(せん) |
\(10^{-8}\) | 沙(しゃ) |
\(10^{-9}\) | 塵(じん) |
\(10^{-10}\) | 埃(あい) |
\(10^{-11}\) | 渺(びょう) |
\(10^{-12}\) | 漠(ばく) |
\(10^{-13}\) | 模糊(もこ) |
\(10^{-14}\) | 逡巡(しゅんじゅん) |
\(10^{-15}\) | 須臾(しゅゆ) |
\(10^{-16}\) | 瞬息(しゅんそく) |
\(10^{-17}\) | 弾指(だんし) |
\(10^{-18}\) | 刹那(せつな) |
\(10^{-19}\) | 六徳(りっとく) |
\(10^{-20}\) | 虚空(こくう) |
\(10^{-21}\) | 清浄(せいじょう) |
\(10^{-22}\) | 阿頼耶(あらや) |
\(10^{-23}\) | 阿摩羅(あまら) |
\(10^{-24}\) | 涅槃寂静(ねはんじゃくじょう) |
このような呼び方は一例で、時代や地域によって呼び方が違うそうです
「虚空」を「虚」と「空」、「清浄」を「清」と「浄」に分けるものもあります
その場合は、以下のようになります
\(10^{-20}\) | 虚(きょ) |
\(10^{-21}\) | 空(くう) |
\(10^{-22}\) | 清(せい) |
\(10^{-23}\) | 浄(じょう) |
生活で使うことはないかもしれませんが、雑学として知っておいても面白いと思います
大きい数はどうやって表すのか
今回は割→分→厘→…と続く、厘よりも小さい数の表し方について説明しました
「一、十、百、千、万、億、兆…」と続く大きい数の表し方については、こちらの記事をご覧ください
参考:Wikipedia-命数法(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%BD%E6%95%B0%E6%B3%95)