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学歴ロンダリングのメリットデメリット

学歴ロンダリングについての話です

この記事を読んでいるのは学歴ロンダリングをしようとしている、または学歴ロンダリングの経験がある方が多いのではないでしょうか

そんな方のために偏差値50~55くらいの私立大学から偏差値60~65くらいの国立大学の大学院に進学した、いわゆる「学歴ロンダリング」をした私の経験と考えを書いていこうと思います

【注意】私は機械工学専攻ですので、他専攻や文系の大学院の方には当てはまらないこともあると思います

 

学歴ロンダリングとは

学歴ロンダリングは、マネーロンダリングという英語を元にして作られた言葉とされています

マネーロンダリングとは、犯罪によって得られた資金を架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、株などの購入や大口寄付を行って資金の出所をわからなくすることです

日本語でいうと資金洗浄ですね、簡単に言うと汚いお金を綺麗にすることです

マネーロンダリングはお金を綺麗にすることですから、学歴ロンダリングは学歴を綺麗(?)にすることを指します

例えばCランクの大学からAランクの大学の大学院に進学すると、最終学歴はAランク大学の大学院卒になります

学歴ロンダリングは出身大学よりも(大学受験の)難易度が高いとされている大学の大学院に進学することを意味する言葉として使われています

 

SNSや掲示板での否定的な意見

こういう書き込みとかを見て、不安になっている方もいるのではないでしょうか

  1. 研究室で仲間外れ
  2. 就職のときには学部が見られる、ロンダ生は通らない、学校から推薦が貰えない
  3. ブラック研究室に入れられる

私が見たことあるのはこの3つくらいですかね

まず1について

絶対ないとは言えませんが、少なくとも周りでは聞いたことありません

そもそも20を越えた人間にもなって出身大学が違うから仲間外れにしてやろう、みたいな人間はほとんどいないと思いますね

次に2について

インターンや就活の面接のときに大学と大学院を変えた理由はほぼ聞かれます

「やりたい研究があったから」等の理由でなんの問題もありませんし、学歴ロンダリングが理由で落とされたなって思うこともありませんでした

学校からの推薦もちゃんともらえます

内部生のみが条件にあるものは見たことがないです

私も学校からの推薦を貰えました

複数人の募集があった際にキャリアセンターが枠を優先的に内部生に渡している等の噂を聞いたことがありますが、そこのところはよく分かりません

当たり前ですが、そもそも就活は学歴だけで決まるわけではありません
特に大学院卒なら面接で話すのは研究のことなので、研究をどれだけまじめにやっていたかが評価されているような気がします

最後に3について

大学院受験の前に研究室見学に行き、試験の前に志望研究室を書くので、ブラック研究室を避けることは可能です

 

学歴ロンダリングで感じたメリットとデメリット

ここからは私が学歴ロンダリングをして感じたメリットとデメリットを紹介します

メリット

  1. 研究設備が良い
  2. 優秀な学生が比較的多い
  3. 私立→国立/公立の場合、学費が安い
  4. 親戚や親にちょっとだけ褒められる

1が一番大きいですね、大学入試のレベルとその大学の研究費は比例していることが多いので設備や器具もちゃんとしているものが揃っている場合が多いです
私の場合は研究で必要な道具が多かったので助かりました

2については研究室によってかもしれませんが、自分はそのように感じました
学部時代に所属していた研究室よりも大学院で所属した研究室の方が、活発に論文を書いていたり、積極的に発表会に参加している院生が多かったです

3はそのままの意味です、国立も結構なものですが、私立はそれを上回る金額です

4はメリットなのか微妙なところです、大学院についてよく知らない親を説得する手段としては有効かもしれません

 

デメリット

  1. 研究は2年間しかできない
  2. 人間関係の構築が1からになる

1が一番に感じるデメリットです
修士で卒業する場合、外部の場合は2年間しか研究にかける時間がないです
2年間って長いようで本当に短いですし、修士の1年目では知識などに大きな差を感じました

2は全ての人間関係がリセットされるため、人間関係の構築が1からになります
ほとんどの場合、まったく知り合いがいないところからスタートします
人間関係の構築が苦手、面倒な方には多少苦労するかもしれません

 

まとめ

今回は学歴ロンダリングについての意見を書かせていただきました

学歴ロンダリングにはメリットもデメリットもあるのでそれを全て考えた上で判断してほしいと思います

誰が書いたかも分からない落書きみたいな投稿なんか気にせず、行きたい研究室を目指しましょう

 

最後までお読みいただきありがとうございました
他にも質問などありましたらお気軽にコメントまたはTwitterの方に連絡してもらえればと思います
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