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【院試】TOEICとTOEFL、どっちを選べばいい?

こんにちは、どめです。

近年、院試でTOEIC、TOEFLなどの外部試験が必要になっています。

TOEICとTOEFLでは形式や難易度が違いますが、何が違うのか知らない人も多いのではないでしょうか。

TOEIC、TOEFLはどちらとも、試験にいくつかの種類があります。

今回は院試を経験した私が、二つの試験の違いを解説し、どちらの試験を受ければ良いのかについて述べたいと思います。

 

TOEIC

TOEICは「Test Of English International Communication」の略。

TOEIC受験者のほとんどは「TOEIC LR(Listening & Reading)」を受験します。

これはリスニングとリーディングの試験で、990点満点で、試験時間は2時間です。

内容はビジネス文書や、会社内での会話などです。

受験料は5,830円(記事執筆時)で、年10回開催されています。

 

TOEFL

TOEFLは「Test of English as a Foreign Language」の略。

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの試験で、120点満点で、試験時間は4時間です。

内容は大学の講義や、キャンパス内での会話などです。

主に海外の大学への留学、研究をしたい方のための試験です。

受験料は$235(アメリカドル)で、年50回以上開催されています。

 

どちらを受験するべきか

あなたが今英語が得意でなく、すぐに留学する気がないならTOEICを受験することを強くお勧めします。

理由は3つあります。

1.TOEFLではスピーキングがある

TOEFLではリスニング、リーディング、ライティングの他にスピーキングの試験もあります。

英語を話すことが得意でないならスピーキングの対策にかなりの時間を要することになります。

2.難易度が違いすぎる

学術的素養も問われるTOEFLでは英語の日本人に難しすぎるので、レベルに合わせた英語力試験を作る必要がありました。

そうして作られたのがTOEICです。

TOEFLはTOEICよりも覚えるべき単語の数も多いですし、リスニングでは3分ほどの講義を聞いて解答しなければなりません。

3.換算表がおかしい

TOEFLとTOEICの換算表として、公式なものは存在しないのですが、その代わりに、世界中に存在する英語学校が独自に考案したものや、各大学で独自に換算表が定められています。

これが非常におかしいのです。

横浜国立大学大学院の募集要項ではTOEICとTOEFLの換算表が記載されていますがTOEIC800点とTOEFL iBT90点が同じ点数になります。

TOEFLを受験したことがある方ならわかると思いますが、TOEFLで90点以上を取れる方はTOEICなら900点以上は取れると思います。

「横浜国立大学の基準がおかしい」と思う方もいるかもしれませんが、広島大学大学院の募集要項では出願条件に「TOEIC®420点以上(TOEFL®-PBT
443点以上,TOEFL®-ITP443点以上,TOEFL®-iBT43点以上)」と記述されており、TOEIC420点とTOEFL iBT43点が同レベルとして扱われています。

また、千葉大学大学院募集要項でもTOEFL90~91点がTOEICの約807点と同レベルとして扱われています。

これらの基準は横浜国立大学大学院の募集要項のものと非常に近いため、他の大学でもこの基準が使われている可能性があります。

TOEICとTOEFLは違う種類のテストなので、絶対に正しい換算表というものはないのですが、この基準だとTOEFL受験者が不利です。

まとめ

院試に使うだけならTOEICを受験するべきです。

院試では専門科目も重要なので英語は早め早めに準備しておきましょう!

 

TOEICの必要スコアについてはこちらの記事もご覧ください

院試で必要なTOEICのスコアは?

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